施工事例

四神が宿る庭

古代中国の伝統に基づく四方を守護する
四神 - 青龍、白虎、朱雀、玄武 - は、
自然の循環や変化を調整する力を持つとされています。

東西南北を象徴するこれらの神々は、
風水において大きな意味を持ち、
そのバランス良い配置は
幸運と繁栄をもたらすと言われています。

この庭は松と槇の木を四神に見立てて、
風水の原則に基づき庭にバランス良く配置しました。
このデザインは日本庭園の技術と知識をベースに
自然と調和を図りつつ、
ベトナムの文化、風水を融合させた設計です。

ここには、伝統と自然、
そして美の共存が体現されています。

ロンさん、ベトナム語で「龍」を意味するお名前を持つお客様のために、世界遺産であるハロン湾に庭を設計しました。ハロン湾には美しい景色の他に龍の伝説があるので、龍にインスパイアされたデザインです。中央には龍を彷彿とさせる枝が特徴的な素晴らしい松の木を植栽しました。

庭の主要な特徴は、ゴツゴツとした大きな石で作られた洲浜です。これらの石は龍の鱗を表し、上から見ると洲浜全体が龍の爪のように見えます。洲浜の周りには、ハロン湾を模し、海をイメージした枯山水。砂紋を描くことで海の雰囲気を強調しました。

ベトナムのお客様が花木を特に好まれることに配慮し、飛石の周りには豊富な花を植えました。この庭園は、日本とベトナムの文化を融合させつつ、日本人が設計施工した真の日本庭園です。

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